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言葉の雑学
<あたらずとも遠からず>
「・・・凡そ(およそ)あたらずともとおからずだといふのである」(井伏鱒二『多甚古村』)
“ぴったりと正解とまではいかないが大体は正しい”というときに用いる。
駐在所にいきなり「旦那さん」といってくる人は、
その声の主が老若男女のいずれかで
事件の内容が大体わかる古参巡査の説である。

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[2009/04/30 15:23] | 言葉の雑学 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ぴあのピア





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[2009/04/28 23:27] | ぴあのピア | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
言葉の雑学
<腕のよい>うでのよい
「野田君は私が町の警察にゐたときの知り合ひで、
そのころは腕のよい料理人だと云はれてゐた」(井伏鱒二『多甚古村』)
この“腕”は腕前
すなわち物をやりこなす巧みさのこと。
「腕が上がる」「腕の見せどころ」
「腕を磨く」「腕が立つ」
「腕によりをかける」などの慣用表現は
みなこの“腕”の用法である。

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[2009/04/28 12:10] | 言葉の雑学 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
言葉の雑学
<言にたがわず>
言った通りに、の意。
「大根を刻むのは私の自慢です」と言った裏の消防署のおかみさんは
「・・・その言にたがはず器用にコチコチコチコチと大根を切り、
それから、事務所の火鉢の火をおこした上に掃除までしてくれた」(井伏鱒二『多甚古村』)。
“たがう”は文語的。
多くは慣用表現に埋め込まれて用いられる。

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[2009/04/27 15:08] | 言葉の雑学 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
一周忌
昨日から今日、祖父の一周忌だった。
悔やんでも悔やみきれず。
死を実感できず、大雨の中お墓の前に立っていた。

祖父の日記を読むことで、その人柄に触れたり。
祖父の遺した「言葉の雑学」をブログに載せてみたり。

何をしても、寂しいばかりです。

もうちょっと長生きしてほしかった。
ただそれだけ。

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[2009/04/26 22:00] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
言葉の雑学
<虚勢を張る>きょせいをはる
「・・・・・賊はそれでも虚勢を張り、悠々と去り行くと見せかけて、
山の中に雲をかすみと逃げて行った」(井伏鱒二『多甚古村』)
「虚勢」は空威張り。内心びくびくとしている。
そんな賊の逃げ際の様子を活写する。
“勢い”は“張る”と大きく見える。
「胸を張る」のも、相手に自分を大きく見せようということだ。

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[2009/04/26 21:53] | 言葉の雑学 | トラックバック(1) | コメント(0) | page top
言葉の雑学
<英気を養う>えいきをやしなう
「閑居して不善をなすやうになっても困りものだとだと考えるが、いまは悠々と英気を養ってゐるといふ逃げ口上もある」(井伏鱒二『多甚古村』)
ひまで退屈なように見えるが本当は“英気を養っている”のさ、
というわけだ。
忙しいのは身の内の元気を消費することだ。
それで、のんびりとして元気を培養するのである。

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[2009/04/24 15:15] | 言葉の雑学 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
言葉の雑学
<目移りする>めうつりする
「こんなにたくさん一度に掲示すると、見る方でも目うつりして、
どれにしたらいいか分からなくなるだろう」(井伏鱒二『多甚古村』)
役場に張ってある労働者募集のビラを見た駐在さんの感想である。
あちこち見るたびに心が引かれるさまを
実に的確に“目移りする”と初めに表現した人はだれか。
敬意を表すべし。

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[2009/04/23 12:58] | 言葉の雑学 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
言葉の雑学
<雪崩を打つ>なだれをうつ
「すると見送り人が、なだれを打って来た」。
井伏鱒二の『多甚古村』は、そこに赴任してきた巡査の駐在日記という設定になっている。
出征兵を見送る雑踏取り締まり風景からの引用。
大勢の者がドドドッと同じ方向に殺到するさまである。
「を」の使い方が面白い。
雪崩は打つ対象でなく、打った結果に現れる現象だ。


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[2009/04/22 09:56] | 言葉の雑学 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
言葉の雑学
<身を切る>みをきる
語彙(ごい)を知るだけでは言葉は生きて使えない。
語彙の組み合わせを知らなければならない。
文章の達人・井伏鱒二の『多甚古村』を教材に慣用表現について考えてみる。
引用は筑摩書房の「現代文学大系」から。
「身を切るような寒風が吹いてゐた」
寒さ、つらさが厳しい様子に使う、痛感の類推による比ゆの表現。

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[2009/04/21 13:24] | 言葉の雑学 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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